fuuyanm 和紙はり作業 2/2

今回はfuuyanmの作品作業をお手伝いしました。
12月1月に開催した
「もりのカタチさがし」ワークショップで子どもたちとつくった絵と木枠を貼付ける作業です。

fuuyanmから仕方を教わり作業開始。
和紙を大きくちぎり、水に溶いたのりをつけ木枠と絵をつなげていきます。(張り子をつくるのと同じ要領)それはさながらワークショップの様な時間でした。

きいろ、みずいろ、ねずみいろ、しろ、生成りいろといった和紙がたくさん用意されており、
子どもたちの絵の雰囲気を考えながら色選び。
ウラとオモテ、全体みながら貼っていくむずかしさ・・・必死でした。(私だけですが)

とても印象に残ったのは、彼女の作業中の仕草です。
独特の手つきで和紙をちぎり、のりをつけ、貼って行く様は、
とても自然で、お茶を飲んだり、本を読むといった何気ない生活の習慣と同じ様に感じました。

彼女の作業をずっと見ていたい衝動に駆られながら、おぼつかない手で和紙と格闘していました。

まだまだこの作業は続いていきます。

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竹伐採作業 1/23

五斗長ウォーキングミュージアム、アート作品に使用する竹の伐採作業を行ないました。

今回は人手が必要とする作業だったので、地元淡路市の地域おこし協力隊の皆さまや、招聘アーティストである島内在住のfuuyanmにもお手伝いして頂きました。(ありがとうございました)

2アーティスト作品分の竹、約30本ほどを伐採・枝打ちしていきました。
途中少し雨のような霰のようなものが降ってきましたが、皆黙々と作業をこなして作業は終了。
寒空の中、本当にみなさまお疲れさまでした。

作品の素材として使用する竹は、五斗長地区にある山で伐採しています。
この場所を所有されている地元の方は、仕事の休みの度に竹を伐採し燃やしているそうです。
そうしないと竹がどんどん繁殖し、山が荒れていくからです。
そういった事もあり、伐採してもらえたらありがたいと仰ってくださいましたが、
少しはお役に立てたのでしょうか。。

今回の作業もケガ無く終わる事ができ、また1歩作品完成に近づきました。
(といっても、まだこれからですが・・)
ありがとうございました。

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fuuyanm 第2回「もりのカタチさがしワークショップ」開催

1/18(日)第2回「もりのカタチさがしワークショップ」を淡路市常隆寺の境内にて開催しました。
GWM招聘アーティストのfuuyanm(ふうやん)を講師とし、前回子どもたちが描いた絵を飾るための木枠の材料を森のなかで探し、採取し、作るワークショップです。

fuuyanmが子ども達を集め、
「みんな、ツタ、ツル(材料)がどんな所に生えているのか知ってる?」

「じゃぁ、いまから探しに行こうね。」

子どもたちは遠足気分で、大はしゃぎ!
森の中は宝の山、少し歩けば材料のツタやツルはすぐ発見できます。
綱引きみたくちびっこ皆でちからを合わせて取っていました。

再び境内に戻り、焚き火を囲みながらツタやツルを円に幾重にも巻いていきます。

fuuyanmは子どもたちひとりひとりに声をかけ、アドバイスをあげます。
木枠に葉っぱを飾ったり、みどりいろのツタ、ちゃいろのツタの2色使いするなど、オリジナリティ溢れる木枠が完成。

今回のワークショップも青空の下、
木枠づくりに真剣に取組む子どもたちの笑い声が絶えないしあわせな一日となりました。

出来た木枠は前回描いた絵にはりつけていきます。
最終どんな作品になるのか?わたしたちもいまから楽しみです。

fuuyanm hp 猫の手舎(ねこのてしゃ)http://neconotesha.com/index.html

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笹島裕樹氏来島 1/10〜1/12

五斗長ウォーキングミュージアム招聘アーティスト笹島裕樹氏(フィールドレコーディスト/サウンドアーティスト)が1/10〜1/12まで来島。作品制作のためスタッフと作品の試作設置や島のフィールドレコーディングを行ないました。

スタッフと共に今回使用する竹を数本伐採、枝打ち、そして仮設置し、竹を素材とする作品全体の感じを確認していきました。
五斗長垣内遺跡を一望できる場所にこの竹を設置していきます。(すばらしい眺望なんです!)

もうひとつの作品は五斗長垣内遺跡鉄器工房内より、音に関する展示を予定しています。
弥生時代後半に存在したこの五斗長垣内遺跡の空間で、笹島氏が手がけた“環境音”がどう広がっていくのでしょうか。
スタッフですが、ひとりのファンとしてとても楽しみです。

hiroki sasajima http://www.hirokisasajima.com/

IMG_7919 IMG_7929 IMG_7924 IMG_7925   IMG_7956 バック レコ コンタクト  

五斗長ウォーキングミュージアム お披露目会

観光客を迎える三要素として「食と土産」、「安心安全」「歩く楽しさ」が必要とある本で読んだ。垣内遺跡周辺とあわせれば五斗長にはそれが揃っている。こういう森はかつて日本中にあり、開発が進み減ってしまったが、五斗長にはまだその森が残っている。新旧融合させるためのアート作品が加わり、他にはない歩く楽しさがここにできたのではないでしょうか。事業の発展を祈っています。

兵庫県淡路市 副市長 森和重

地域の宝を活用する取組みとしてぜひ、他地域のモデルケースになってほしいと思います。地元の地域資源に気づいてない地域がたくさんあります。五斗長から、地域の方が主役となったミュージアムづくりが全国に発信されることを期待しています。

兵庫県 淡路県民局 局長 藤原道生

滝見の小屋はいいね。お不動さんの祭の時もみんなでワイワイできる。土壁の存在が大きいね。オープニングができてよかったね。お疲れさまでした。ありがとう。

兵庫県 淡路県民局 副局長 鬼本英太郎

二年越しでここまでこられたことが担当者としてうれしいです。ありがとうございました。

兵庫県 淡路県民局 課長 谷口明

この地域資源を活かした取組みを通りて、五斗長にたくさんの方々が訪れ、地域活性化が図られることを期待しています。

兵庫県 淡路県民局 阪上知之

お不動さん始まって以来の人出でお不動さんもびっくりしているのではないかな。皆さんと交流できてよかったです。
自然を生かしたミュージアムであって欲しいし、五斗長に住む人もそのまま自然。人そのものもミュージアムのひとつであると思うので、これからも自然に暮らしていきたいです。

五斗長まちづくり協議会 高田一民

この土壁は下地がボードだから乾きが遅いね。昔はこまい竹をつこてたから通風がよくてすぐに乾いたんよ。

五斗長まちづくり協議会 今田一夫

こんなに立派にしてもらってうれしいなあ。
かつてはお不動さんの坂言うておそれられてた。
今はこうして世に出てきて嬉しいの。
こんなイベントあって長生きするわ。
これからも淡路に種まいてよ。

地元のおばあちゃんたち

みんなどないしよんのかな言うて気にしよったん。
あんまりきたことなかったけど、紅葉の頃がきれい。

五斗長女性部の方々

今ある滝の横にもうひとつ滝をつくって夫婦滝をつくろうか話しているところなんよ。

株式会社 五斗長営農 山本晴祥さん

落着きますね。時間をかけてみてみたいしこれから更新されていくのが楽しみです。

産経新聞記者

ここ、いいですね。評判になると思いますよ。

ウェスティンホテル谷口社長

アートは新鮮な空気と開放を必要としています。私たちの心と同じように。
Just like our mind – Art needs fresh air and liberation…

ヴェルナー・ペンツェル | Werner Penzel

地域の方と共に山を歩いたり、ワークショップで足型を取らせてもらったりしました。そういう試みが作品の中にも宿っているのではないかと思います。これからも少しずつ地元の皆さんと楽しみながら作品をつくっていければと思っています。

NPO法人 淡路島アートセンター 理事長 久保拓也